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中韓テクノロジー対話を深化 韓国代表団が来訪
近日、韓国中央グループの洪錫炫会長が率いる39名のハイレベル技術代表団が来中し、中国AI産業の現状を視察するとともに、両国の技術協力の可能性について意見を交わしました。
代表団は上海での主要な訪問先のひとつとしてSenseTime上海本社を訪問。ビジュアルAIやマルチモーダル大規模モデルにおける商用展開の進展について説明を受けました。また、上海や杭州では最先端の中国テクノロジー企業や研究機関も訪問し、その中には習近平国家主席が最近評価した「模速空間」も含まれています。
今回の代表団には、韓国の政界·経済界·学術界を代表する有力人物が多数参加しました。次期統一部長官·鄭東泳氏、ソウル大学前総長·呉世正氏、サムスングローバルリサーチ院長·車文中氏、元外相·尹炳世氏などが名を連ね、AI、半導体、デジタル経済、国際関係、フィンテックといった幅広い分野で大きな影響力を持つ顔ぶれです。
韓国の政·産·学を代表する訪中団がSenseTime上海本社を訪問
SenseTime取締役社長兼CEOの徐立氏は、「科学に国境はなく、イノベーションにも境界はありません。SenseTimeは常に“オープンで共に成長する”文化を大切にしてきました。世界中から優秀な人材を集め、グローバルなAIイノベーションのエコシステムを築いていきたいと考えています。今回の交流は、韓国各界が中国のAI産業に強い関心を寄せていることの表れで、今後の技術開発や産業協力、エコシステムの拡大に向けて、協力をさらに深める大きな一歩になると確信しています。」と述べました。
また、韓国中央グループの洪錫炫会長は次のように語りました。
「AIを語るときに中国を抜きにすることはできず、中国を語るときにAIを抜きにすることもできません。SenseTimeの技術はコンピュータビジョンだけでなく、マルチモーダル大規模モデルでも着実な成果を挙げており、大変印象的でした。今回の訪問を通じて、中国における最新の取り組みや知見をさらに学び、双方の理解と協力を深めていきたいと考えています。世界的な技術変革という課題に共に向き合い、互いに利益を分かち合える関係を築けることを期待しています。」
中央グループ 洪錫炫会長(左端)、SenseTimeのAI体験センターにて「SenseRobot」囲碁ロボットと対局を体験
当社は2019年に韓国市場へ進出し、“Powered by SenseTime”の理念のもと、これまでに50社以上の韓国企業と安定した協力関係を築いてきました。事業領域はスマートビルディング、金融、インターネット、ロボットなど多岐にわたります
SenseTimeアジア太平洋事業グループ社長の史軍氏は次のように述べています。
「中国発のイノベーションが新たな機会を生み出す中、私たちは常に現地の人材を活かし、現地パートナーと連携しながら、地域に根ざしたエコシステムを構築してきました。現在、アジア太平洋地域11市場で事業を展開しており、過去3年間で長期顧客数は5倍に増えています。ビジュアルAIと生成AIの融合が加速するなか、当社のアジア太平洋での展開は、さらなる成長と大きな可能性を切り拓いていくと確信しています。」